【概 要】
「坐骨神経痛」とは、一般的に、腰椎(腰の骨)の病気によって神経の障害が引き起こされて痛みやしびれが出る症状を指します。坐骨神経痛が治りにくいのは、坐骨神経痛が腰椎からはじまって、お尻、太ももを通ってふくらはぎ、すね、足の甲、足の表、足の裏、足の指まで至る人体で最大の末梢神経だからです。坐骨神経は、長さが1メートルもあるので、ところどころで障害が起こりやすいのです。さらに「障害が起こっている部位」と「症状を感じている部位」が異なることも多く、本当の原因を特定するのが難しく、坐骨神経痛の治療を困難にしている一因ともなっています。
本書では、東洋医学の「人間の体が本来持っている力を高めることで症状を改善に導く」という考え方から「坐骨神経痛」の改善法を捉え直しました。我々の身体に本来備わっている「自然治癒力」を高めることが症状克服の道であることを分かりやすく解説いたしました。また、坐骨神経痛の症状や現状における治療法などについて解説し、「体にやさしく、おだやかに」症状を改善する、坐骨神経痛に対応した自然成分についても詳しくふれています。さらに、自然成分の活用によって、「坐骨神経痛」のつらい症状を改善し、明るい日々を取り戻した方々の声も紹介しています。
医学博士 嘉島康二 監修
メディカルライター 恒松健二 著