【概 要】
脚の奥がむずむずしてじっとしていられないという症状の病気「下肢静止不能症候群」。一般的には「むずむず脚症候群」として知られています。脚の内部がむずがゆく感じるといった、不快な症状が現れ、脚を動かしたいという強い衝動感が生じます。夕方から夜にかけて発症して不快感は増し、朝になって軽快します。このため、眠るまでに時間がかかり、睡眠中に目が覚めてしまい眠れなくなってしまいます。十分な睡眠がとれないために、疲労やストレスで日常生活に大きな支障をきたします。
本書は、この「むずむず脚症候群」に苦しむ人たちに、少しでも症状が軽やかになり、安らかな眠りを取り戻していただくための情報を提供するものです。そして、本書には「むずむず脚症候群」の診断基準や間違いやすい病気、発症の原因や治療法、さらには「むずむず脚症候群」の苦しみから解放された方々のお話も収録しています。
医学博士 鷹羽裕之 監修
メディカルライター 福岡佑二 著