「肺マック症」という一般にはなじみが薄い病気にかかる人が急増しています。肺マック症を含む「非結核性抗酸菌症」と診断される人は、この20年間で約6倍に激増しており、もはや珍しい病気ではありません。症状として多いのは、他の呼吸器感染症と同様に咳・痰ですが、血痰を伴うことが多いのが肺マック症の特徴です。
肺マック症は、完全に治すことが難しい、経過の長い病気です。結核については、今は薬で治療できるようになりましたが、肺マック症は、薬の効果が得られにくく、治療法がまだ確立していません。では、肺マック症を患ったら、私たちはどうしたらよいのでしょうか?
本書では、「肺マック症」の症状や原因、現状における治療法について解説しています。また、私たちの体に本来備わっている“自然治癒力”を高め、「身体にやさしく、おだやかに」症状の改善を期待できる天然成分についても詳しく紹介しています。
内科医 前島和博 監修
メディカルライター 恒松健二 著