【概 要】
「砂利を踏んでいるような感じがする」「足裏に薄い紙が貼り付いている」・・・このような足裏の不快感はありませんか?歩けなくはないけれど、足裏の感覚がおかしいために、毎日不安が募っている方がいるかもしれません。症状は単一ではなく、感覚異常、むくみ、しびれ、かゆみ、ほてりなど、様々です。実に、高齢者の60%以上が足に異常を感じています。そして、その半数近くが足裏に問題があると自覚しているのです。
足裏の不快感を放置すると、やがて歩けなくなる可能性もあり、寝たきりになるリスクも高まります。また、不快感をもたらす病気として「脊柱管狭窄症」「糖尿病」などが潜んでいるかもしれません。
本書では、足裏の不快感に対する正しい診断と治療法、栄養面から見た食事の工夫、足裏を良好にする生活習慣の改善点、誰でもできるセルフケアの実践方法などを分かりやすくお伝えします。足裏の不快感のタイプに合わせたアドバイスも掲載していますので、自分に最適なケアスタイルを見つけてください。
本書は、皆さまの「足裏の不安感」を解消し、心と体を穏やかにするガイドとして、企画されました。人生100年、いつまでも自分の足で歩き続けられるよう、足裏の不快な症状を解消し、転ばない足づくりを目指してください。
医師 芦澤裕子 監修
メディカルライター 萩原みのり