【概 要】
「口の中がネバネバする」「食べ物が食べにくい・飲み込みにくい」「口臭が強くなる」「舌や唇がひび割れる」「舌が痛む」・・・等々、このような症状の内、いくつか当てはまる場合は「口腔乾燥症」を疑う必要があります。「口腔乾燥症」というのは、唾液の分泌が少なくなり「口の中が渇く症状」のことで「ドライマウス」ともいわれるものです。
唾液は口の中を湿らせ、咀嚼、嚥下、消化や発声を助けます。また、唾液には口の中の細菌を洗い流す自浄作用や抗菌物質により細菌に作用し抵抗する抗菌作用など様々な役割もあります。ところが「口腔乾燥症」を訴える人は唾液の分泌が少なく自浄作用や抗菌作用が低下しているため、日常生活に影響を与えるような様々な不快な症状に悩まされるのです。
本書では、「口腔乾燥症」がどんな病気か分かりやすく解説し、「口腔乾燥症」の検査方法や治療法を記述しています。また、天然成分を活用して口腔乾燥症を改善した方々の体験談も紹介しています。
医学博士 鷹羽裕之 監修
メディカルライター 大山涼 著